いよいよ明日、岸田川は深い眠りから目覚めます。
フキノトウも膨らみ、川の音も春の訪れを告げる柔らかな流れとなりました。
本年も岸田川での遊漁を是非お楽しみくださるよう心からお待ちいたしております。
岸田川漁業協同組合は毎年サクラマスの発眼卵の埋没放流に加え、イワナ・ヤマメの稚魚ならびに成魚放流を行い、渓流魚の解禁に備えております。
本年は2月27日に250kgのヤマメ成魚放流を上流部ミクラ谷入り口から鐘尾集落までバケツによる分散放流を行います。
発眼卵からふ化した稚魚が順調に成長し、精悍なヤマメ(サクラマス)となって強烈なあたりと引きをもって皆様方を楽しませてくれると思います。
諸条件が合えば爆釣も期待できると思います。
ポイントは花口橋、石原橋、岸田橋の上・下流に加え少し下った中川橋、宮脇橋、鐘尾 門田橋周辺も狙い目です。小又川はアップダウンが厳しいですが魚影の濃い河川です。
久斗川、熊谷川、春来川、照来川も好ポイントがあります。丹念に探ってみて下さい。
また、サクラマスのポイントは合流点から用土橋までが狙い目と思われますが、戸田・新市・用土・井土・鐘尾地区で河川工事が行われておりますのでお知らせいたします。
本年は昨年に比べ、雪は少なめですが厳しい冷え込みが続いています。
寒さ対策をしっかりとして、無理の無い釣行をお願いいたします。
また、岸田川での遊漁には年券もしくは日券を購入いただき、監視員の見易いところに身に付けていただきますよう併せてお願いいたします。
本年も岸田川をよろしくお願いいたします。


上の写真は昨年11月 発眼卵埋没放流の様子です。
発眼卵を「バイバードケース」に入れ、数個の「バイバードケース」を入れた
コンテナを河床に沈め、石やワイヤー等を使い流されないようにします。
2月にコンテナ等の引上げを行なうのですが、そのとき「バイバードケース」
には、ケースの外へ出そびれた稚魚が残るだけでほとんどの稚魚が岸田川
へ放流されていきます。